こんにちは。
Old Church’sやCrockett&Jonesなど英国の名門メーカーを中心にセレクトするビンテージ靴店「JUST LIKE HERE」代表の尾形です。
このBlogでは、お客様のご質問や問い合わせをいただいた内容についてお答えした内容を記事として紹介しています。
今回は
「Old Gucciのホースビットローファーって、どんな魅力があるの?」
という疑問を持っている方に向けて、Old Gucciホースビットローファーの魅力について書いてみました。
早速結論ですが、
「Old Gucciのホースビットローファーは、卓越したデザイン、フィット感、そして上質な革質など、現行モデルにはない多くの魅力を持っている」
です。
それでは、詳しく見ていきましょう。
Old Gucciホースビットローファーとは
Old Gucciとは、一般的に1990年代以前のGucci製品を指します。特にホースビットローファーは、1953年に登場して以来、Gucciを代表する名品として長年愛され続けています。
Old Gucciのホースビットローファーは、現行モデルとは異なる魅力を持っており、ヴィンテージ靴ファンや靴愛好家たちの間で高い人気を誇っています。
違いその①:スタイルを選ばないフォルム(ラスト)
Old Gucciホースビットローファーの最大の魅力の一つは洗練されたフォルムです。
ほぼ変わらないように見えるのですが、端的にいうとフォルムのバランスが良いと思います。
現行の1953は全体的に細身で少しノペっとしている印象があるのに対して、Old Gucciの方は、細くも太くもない、
絶妙なフォルム。着用したボリューム感もちょうど良く、あらゆるスタイルに馴染むのが特徴です。
また踵が絞られており、サイズが合ったものであれば踵が抜けにくいのも特徴ではないでしょうか。
ラストがそもそも異なると思います。
ウィズにも種類がある(現行はワンサイズ)ため、より自分の足にフィットした一足が見つかるかもしれません。
ビンテージは本当に出会いですが・・・
是非試着をして、感じていただきたい感覚です。
違いその②:上質なレザーの質感
Old Gucciホースビットローファーは、古ければ古いほどに革質が良いという特徴があると思います。
特に布タグの時代はより上質で柔らか。
使い込むほどに増す、上質なレザー特有の艶があります。
それ以降についても現行に比べると、もっちりとして柔らかくワンランク上の印象です。
▼1970年代:白布タグ、筆記体の「GUCCI」ロゴ+エンブレム。
バンプが少し長め。アウトソールは丸みがあり、立体的。ヒールは5-8mm程度高いのも特徴。
靴が足に吸い付くような感覚。
▼1980年代:緑布タグ、「GUCCI」ロゴ+エンブレム、深緑レザーのインソック
▼1990年代:GUCCI刻印
まとめ
Old Gucciのホースビットローファーは、卓越したデザイン、フィット感、そして上質な革質など、現行モデルにはない多くの魅力を持っています。現行モデルにはないスエードはOld Gucciならではで、キメが細かく、上質なのでおすすめ。
これらの魅力は、単なる「靴」を超えた、愛着の持てる「相棒」としての存在価値を生み出します。靴好きの方はもちろん、良いものを長く大切に使いたい方にとっても、Old Gucciホースビットローファーは素晴らしい選択肢となるでしょう。
歴史と職人技が詰まったこの名品を、ぜひ一度、自分の足で体感してみてください。
きっと新しい靴の楽しみ方が見つかるはずです。
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尾形
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