こんにちは。
Old Church’sやCrockett&Joneなど英国の名門メーカーを中心にセレクトするビンテージ靴店
「JUST LIKE HERE」代表の尾形です。
このBlogでは、お客様のご質問や問い合わせをいただいた内容についてお答えした内容を記事として紹介しています。
「ビンテージの革靴に興味があるけど、どんなブランドを買ったらよいか分からない方」に向けて、
Alan Mcafee(アランマカフィー)というブランドを紹介したいと思います。
まず結論からですが、
アランマカフィーは古き良き時代のチャーチそのもの。英国の革靴が好きな方にはグッとくるブランド
だということです。
これから説明していきます。
アランマカフィーは一生履ける革靴
学生時代に革靴を多く扱っていた古着屋さんで2万円程度で購入したアランマカフィー。(当時は安かった。)
履いていくうちに自分の足に吸い付くように馴染んでいく感覚と履いたあとの革の光り方は、他の革靴では味わえず、社内人になって10年以上経った今でもローテーションしている一足。
まさに一生モノを感じました。
アランマカフィーの革質、そしてクオリティの高さを教えてくれた一側でもあり、ビンテージの革靴の魅力を知った一足でもあります。
アランマカフィー≒チャーチ?
Alan Mcafeeはビスポークの革靴メーカーとしてロンドンで創業。革靴の聖地”ノーザンプトン”の工場で既製靴も製造し、Church’sのOEMとなってからは海外にも事業を拡大。
当時から高い人気を博していたようです。
1980’sにはChurch’sに吸収されてしまいますが、長年に渡りチャーチの最高級ラインとして存在し、その後消滅したブランドです。
アランマカフィー≒チャーチと言ってもいいでしょう。
「幻のブランド」と言われる所以
チャーチに吸収され、ブランド自体はなくなったことで現行品としては手に入らないため、“幻のブランド”と言われています。
ブランドがなくなったシューメーカーは多々あるはずなのに、アランマカフィーがこのように呼ばれるのには、
今でも英国靴の名門として存在するチャーチの黄金期を支えた確かな技術があるからでしょう。
チャーチがプラザ財団の傘下に入ったことで、ブランドの知名度がさらに広まったことも希少価値を高めた要因の一つではないか、と考えられます。
前回のブログ「革靴でChurch’s(チャーチ)を買うなら絶対ビンテージ!買うべき理由をまとめました。」でも書きましたが、(気になる方は読んでみてください)
オールドチャーチにはアランマカフィーが大きく関わっているわけですから、”幻のブランド”と呼ばれることにも納得できます。
クオリティはインソックのロゴで判断できる
インソックのロゴにもいくつかパターンがあります。あくまでバイイングをしてきた経験からにはなりますが、knightsbridgeコレクションや布タグのものはつくりや革質が若干落ちる気がします。個体差もあると思いますし、決して悪いわけではないで参考としてください。
-knightsbridgeコレクション-
アランマカフィーのコレクションラインの一つ。
こちらについてはChurch’s製のものもあるようですが、CHEANEY(チーニー )製が多いようです。(サイズ表記が手書きだとチャーチ製!?)
今でこそチーニーの評価は上がっていますが、、当時はチャーチに比べると質は劣るのでしょうか。
-Bullock&Jonesとのダブルネーム-
サンフランシスコの老舗洋品店”Bullock&Jones”との別注品。
外羽根仕様のものや少しポテッとしたシルエットで、英国というよりはアメリカ靴のデザインが多い感覚です。
まとめ
ビンテージ革靴の知る人ぞ知るブランド、Alan Mcafee(アランマカフィー)について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
アランマカフィーは古き良き時代のチャーチそのもの。オールドチャーチが好きな方は間違いなくグッとくるブランドだと思います。
興味を持った方はいくつかストックがありますので、紹介いたします。
・使いやすいクォーターブローグ。極上のコンディション
Alan Mcafee アランマカフィー オールドチャーチ 二都市 旧旧チャーチ UK8.5 DEADSTOCK
・一足は持っておきたい、あらゆるシーンに使えるプレーントウ
Alan McAfee アランマカフィー 旧チャーチ プレーントウ 7.5F
・ダービーシューズ
Alan McAfee 旧旧チャーチ 二都市 ダービーシューズ 8.5 DEADSTOCK
コメント